こんにちは！ラーメンインタビュアーの岡崎美玖です。
都内を中心に美味しいラーメンを求めて全国各地へ飛び回っていますが、今回ご紹介するのは海外にある日本のラーメン店、タイ・ナコンパトムにある『新道らぁ麺』さん。
タイ、主にバンコクでは昨今ラーメンがとても人気で、日本からの出店も数多くあるそうですが、今回のお店はタイ人のシェフ２人でお店をはじめ、現在は完全予約制で大人気という同店。
早速ご紹介していきます！
バンコクからタクシーで約一時間！『新道らぁ麺』
バンコクからタクシーで約一時間弱のところにあるナコンパトムにある『新道らぁ麺』。
こちらの店主さんは、なんと新横浜ラーメン博物館主催のラーメンコンテスト「ラーメン登竜門2024」で、外国人枠唯一の決勝進出者という腕前の持ち主。
少し中心地から離れていますが、いつかタイに行ったらずっと行きたいと思っていた場所…！念願の訪問です。
2024年現在、完全予約制で電話での事前予約のみ受け付けとのことなので要注意！
営業時間等の最新情報は公式SNSよりご覧ください。
中に入ってみると、白を基調としたおしゃれな店内！
今回は看板メニューの「新道らぁ麺」と、「中華蕎麦」「鶏醤油らぁ麺」を頂きました。（それぞれ240THB＝約1080円）
（※「中華蕎麦」「鶏醤油らぁ麺」は限定メニュー）
自家製麺を採用し、日本でも認められた実力派の逸杯！
まずは看板でもある「新道らぁ麺」から。
「新道らぁ麺」は、タイならではのオリジナルのナンプラーなどを中心とした貝出汁と鶏の旨味が凝縮した日本にはない味で美味しい！
そして驚いたのが、自家製麺の美味しさ。
メニューに合わせて、国産小麦のもち姫や北海道美瑛産小麦を日本から取り寄せて使用するというこだわりぶり！
他国ではあり得なかった”啜る”ことを前提にされているであろう長い麺。それに加えて、とってもシルキーでしなやかな麺に、一瞬タイにいることを忘れるほど…！
続いて、「中華蕎麦」は東北を彷彿とさせるような煮干の優しい旨味を感じるスープ。
最後の「鶏醤油らぁ麺」は、”鶏清湯”をベースとした鶏の厚みをしっかりと感じる、個性溢れる一杯に感動の嵐…！！
めんまやワンタンも、全て一杯に合わせて素材や形も変えている強いこだわりを目の当たりにして、タイでこんなにも美味しい日本のらぁ麺が味わえるのかと、らぁ麺への愛がびしびしと伝わってくる逸杯。
そして、よくよく鶏醤油らぁ麺の丼を見てみると、見覚えのある形、柄の丼…！
食べ終わって丼の後ろを見てみると横浜・戸塚にある名店「支那そばや」の文字が。
「（現店主の）佐野しおりさんから頂いたんです」と話す店主のJoさん。
そんな貴重な丼で、頂いてしまいました…！貴重すぎる！
“らぁ麺”という文字の中にも、支那そばやさんへのリスペクトを強くタイの地で感じました。
まとめ
異国の地で”本物”の日本のラーメンを広める「新道らぁ麺」。
店名でもある「新道」には、〝新たな道を切り開く”という意味合いも込められているのだそう。いつか日本でイベントなどに出店されるのもそう遠くないのかも…！？
今後の「新道らぁ麺」さんの動向も、要チェックです！
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