独占インタビュー

まるでホタテのポタージュ!?一度食べたらやみつき必至の池袋にある濃厚ホタテそば

こんにちは!ラーメンインタビュアー岡崎美玖(@aaamiku39)です。

今回ご紹介するのは、ホタテの旨味たっぷりの濃厚そばが味わえるホタテラーメンの専門店。

ホタテを隠し味などに使うところもありますが、当店ではなんと全面的にホタテの旨味がガツンとくるラーメンが味わえます。(特にホタテ好きならもう一度食べたら虜だよ)

早速ご紹介していきましょう!

濃厚ホタテラーメンを求めて「NOODLE VOICE」へ

画像1

池袋駅メトロポリタン口から徒歩2分ほどのところにある、「NOODLE VOICE」

店名の由来は、こだわりの自家製麺と、前身のお店で経営していた際によく「店内でガンガン音楽を鳴らしているよね」と常連の方から言われることから名付けられたのだそう。

筆者の体感時間的には2分もかからないのでは?と思うほど駅近で、夜まで営業しているため、仕事帰りに食べて行くサラリーマンやOLさんも多いのだとか。

2019年4月8日にオープンし、2019年のTRY新人賞(MIX部門)も入賞する実力店。

Barチック?ハイカウンターでおしゃれな店内

画像2

店内は白壁に木製のテーブル。

よく見ると大型テレビが設置してあるのもラーメン屋にしては珍しいポイントです。(サッカー観戦や野球観戦をしたりする時もあるんだって!)

椅子は高めに設置してあり、これには理由が…(後ほどわかるよ)

画像3

箸入れやレンゲ入れなどの雑貨もおしゃれ…!

「好きなものを置いておきたい」と笑顔で話すのは、当店店主の酒寄(さかより)さん。

画像4

全体のメニューはこんな感じ。

当店では特製のラーメンと一緒にお酒も楽しめちゃうのも素敵ポイント。

お酒好きな方にもぴったりです。

今回は看板メニューの「濃厚ホタテそば(900円)」をいただきます!

香りもホタテ、食べてもホタテ、ホタテ三昧の濃厚ホタテそば

画像5

いざ、着丼。

到着した直後からふわっと香るホタテと磯のハーモニーが食欲をそそります。

麺の上には、炙りチャーシュー、刻み玉ねぎ、賽の目切りの大根、極太メンマ、海苔、柚子、かいわれがトッピングされています。

トッピングに大根って珍しいな?と思う方もいると思いますが、これは「ホタテの貝柱と大根サラダ」からヒントを得たのだとか。

これが箸休めにもなり、歯ざわりもサクッとしていてさっぱりとしていて合うー!

画像6

スープは濃度高めのどろっと系。鶏白湯にホタテの旨味がじわ〜っと溢れるスープです。

ですがクドさは全くなし。甘味も強く、一口飲めばこれがもうレンゲが止まらない…

げんこつ、豚骨、鶏ガラ、ホタテを主にベースとして使っているため、コク深くてミルキーさがたまらなく美味です。

鶏はもみじ(足の部分)を使うことでとろみをつけているそうで、コラーゲンもたっぷり。

ホタテの味をより引き出すために、味が凝縮されている乾燥貝柱を煮出し、岩塩(ピンクソルト)をガリガリと削ることで旨味が引き立つのだそう。

画像7

麺は太麺ストレートの自家製麺を使用。毎朝3時に起きて仕込みをしているのだとか。

全粒粉を使用しており、小麦の香りに加えて香ばしさも感じられます。

当店では中華そばには細麺、濃厚ホタテつけそばには中太麺、濃厚ホタテそばには太麺、というように3種類の自家製麺を使い分けているそう。

画像8

バラ肉を使ったチャーシューも絶品。丁寧に炙られ、ほろほろ具合としっかりとした噛み応えのバランスがちょうど良いです。

【独占①】2年で脱サラしてつけ麺の元祖「大勝軒」で修行した店主

画像9

今回店主の酒寄さんは、残念ながら顔出しNG。

代わりに酒寄さんが愛情を込めて毎日打っている、出来立てホヤホヤの自家製麺が本日のサムネです。(今回どうしても恥ずかしいとのことで出演NGだったのですが、とてもイケメン店主なので気になる人は是非行ってみてね)

30歳の時にラーメンの世界に入り、元々大勝軒で修行をされてたという酒寄さん。色々とお話を伺ってきました!

画像10

「元々はサラリーマンをしていたのですが2年で脱サラしました。その後、大勝軒で修行をし、31歳の時に弟子を連れて神田で「麺屋 大斗」をオープンさせました。当時都心に大きな冠を持ったラーメン屋さんが少なかったこともあり…当たりましたね(笑)結果的に麺屋大東から6人独立させました。

その中の一人が新橋で「おらが」というお店をオープンさせたのですが、今の途中で店じまいをせざるおえない状況に成ってしまい自分が完全に引き取ることになり、この時の味が今のベースになっています。」

ーーなるほど。池袋に移転したのには何か理由があったのですか?

「実は豊島区出身で、よくこの近辺は小さい頃から遊びに来ていて土地柄を知っていたのも大きいですね。以前からお世話になっていた大勝軒系列の店舗が以前この場所にあったのですが、店を閉めるということで場所を譲ってもらいました。」

【独占②】毎日夜中11時起きの生活が続き、いつしか体が悲鳴をあげ…

ーー「NOODLE SOUNDS」という店舗が本郷三丁目にあると思うのですが、こちらは系列店になるのでしょうか?

「以前は経営をしていたのですが、現在はスープや麺などの提供はしつつも別会社に委託しています。当時は麺屋大斗系列も含め5店舗ほど経営していたのですが、10年間毎日2〜3時間の睡眠、夜中11時起きの生活、休みは元旦のみの生活が続きました。麺やスープの仕込みを全て1人で行っていたため、忙しさのあまり体が持たず倒れてしまって…。それを機に全て売り払い、現在は1店舗のみの経営になりました。」

ーーそんな過去があったのですね。

「そうですね。『ブームをこれから作る』というよりも、少しづつチャレンンジしつつ『このお店ってなんかゆっくりできるよね』と思って頂けるようなラーメン屋さんでありたいです。ラーメン屋さんだからと言って食べてすぐ出るのではなく、一人でフラッと来てもらうのはもちろん、家族や友人とも来てもらってゆっくりくつろいでもらいたいなと思っています。」

【独占③】ホタテのベースは守りながらも新たな挑戦を

ーー今後、何か新メニューを考えたりしていらっしゃいますか?

「実は近々で1500円くらいで飲み放題のメニューを作ろうと考えています。実は椅子が高くハイカウンターにした理由に、立ち飲みスタイルができるようにしたいという思いもあったんですよね。「この近くはフラッと飲める場所が少ない」というお客様の声を受けて、締めのラーメンと一緒にフラッと飲めるような場所も提供できればいいなと思っています。

ラーメンのメニューでいうと、今夏から限定で冷やしそばの『定番冷し中華』『ホタテのミルキー冷しそば』を始めました。工程が通常メニューとは異なり時間もかかるのですが、美味しいので是非味わっていただきたいです。秋頃には油そばも考えています。また、冬頃には予約のみでホタテの出汁を使った鍋を始めようかな、とも考えたり…オープンして4か月経ったので、ホタテのベースの部分は大切に守りながら、新しいことにも色々取り組んでいきたいなと思っています。」

取材後記

一度体を壊した経験を持ち、当時のことを振り返りながら「それでも一度もお店を休まなかったですね」と話す酒寄さん。その表情から、麺からスープから全てにこだわるラーメン愛が、ど直球ストレートに伝わってきました。是非くれぐれも身体には気をつけて、絶品ホタテラーメンをこれからも作り続けて欲しいなと思います。

ラーメン愛が誰よりも深い店主が作る、ホタテを使った濃厚ホタテラーメン。是非ご賞味あれ。

NOODLE VOICEのTwitterはこちら

(NOODLE VOICEでは3種の全粒粉入り自家製麺を使用しております。スープに合わせて組み合わせていますが、これにこれを合わせて食べてみたい等あればご相談を。皆様のご来店お待ちしてます! by酒寄さん)

ーーー

最後までお読み頂きありがとうございます。右下のハートボタン、コメント等もお待ちしています!

筆者のSNSも(ほぼ)毎日更新中です。是非是非チェックしてみてください✔︎

Twitterはこちら / Instagramはこちら

店主さんと一緒にラーメンを食べながら、直接ラーメンのこだわりを教えてもらい、”想い”をお届けする「まかなインタビュー」📺
YouTubeはこちらから!