独占インタビュー

日本初!鉄板焼き×ラーメンの融合を体現した、高円寺にある絶品四川風辛味噌ラーメン

こんにちはラーメンインタビュアー岡崎美玖です。

今回ご紹介するのは、日本で初めて鉄板焼きとラーメンを融合させた、「食」を追求した料理人が作り上げる創作ラーメン店。

鉄板焼きとラーメン?ドウイウコト?ナニソレ?なんて思っているであろうそこのあなたへ。

早速ご紹介していきます!

“鉄板焼き×ラーメン”の真相を確かめるべく「鉄板焼き&拉麺dining 麺昇 神の手」へ

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丸の内線 新高円寺駅より徒歩3分のところにある「鉄板焼き&拉麺dining 麺昇 神の手」

店名の由来について、「実はよーくのぼりに書いてある文字を見ると、しめすへんが『Go To の手』になっているんです。僕が作る料理ですよ、という意味で(笑)」と話す、当店の店主の後藤さん。ちなみに筆者は言われるまで全然気付きませんでした。

特徴その1:夜はラーメン屋兼居酒屋に!

他のラーメン店とは一味違う、”2つの特徴”に注目!

店内に入り、カウンターに座ると…

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!?!?!?!?

カウンター席5つ分ほどの面積を持つ巨大な鉄板が目の前に…!

なんと日本で初の試みなのだという、ラーメン屋×鉄板焼きこそが大きな特徴の1つです。

実はこの店、夜になるとラーメン屋兼居酒屋に早変わり。

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おつまみや鉄板焼きのメニューもこんなに充実。

なんと鉄板焼きのステーキや魚は一本買い!低コストかつ食べ応えのあるボリュームで、四季折々の食材もこだわりの1つなのだとか。(本格的すぎるしもはやラーメン店であることを忘れそう)

店内はモダンな「和」を取り入れた雰囲気で、日本酒をはじめとする飲み物の種類も豊富。

ディナーは18:00~ 深夜2:00(L.O 深夜1:30)まで営業しているので、「飲んだあとは締めのラーメン食べたくなるんだよな〜」なんて人にこそもってこいのお店です。

お酒からおつまみ、そして締めのラーメンまで味わえるなんて、そんな素敵すぎるお店があっていいのか!!

特徴その2:店主オリジナルの創作ラーメンは調理も鉄板で!

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さて、そんな締めにもできちゃう主なラーメンの定番メニューはこんな感じ。うーん美味しそう!!!

ふと次のページをめくると…

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!?!?!?!?(二回目)

見ただけでよだれが出てくる創作ラーメンの数々に圧倒される筆者。

この豊富なラインナップを作り続ける理由には、「その日の気分でお客さんにラーメンを選んでもらえるように」という思いが込められているのだそう。

見たことのないオムラーメンが気になって仕方ない…

今回は「ラーメン女子」という別企画の取材もかねてお邪魔したのですが、一緒に撮影をしていた女性がオムラーメンを注文!

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注文を受け、目の前の鉄板で卵をカマカマ。これはもしや…

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来たーーーーーーー!

なんとオムレツを始め、その他ラーメンにトッピングする食材をこの鉄板で調理しているのだそう。

作っているところを間近で見ることができるのが筆者的嬉しいポイント。家でのオムレツ作りの参考にもなるかもしれません。

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こちらが完成された「オムラーメン(880円+税)」。

スープにはトマトも使用されており、麺は平打ちパスタ風麺を使用。もはやイタリアンのようなラーメンで、女性に特に大人気なのだそう。(撮影:坂本カメラマン

そんなわけで、私は一番人気で店主イチオシだという「四川風辛味噌ラーメン『赤』(780円+税)」を頂きます!(やっぱり夏こそ辛いものが食べたくなるよね)

絶妙なバランスの辛さと痺れが堪らない!四川風辛味噌ラーメン『赤』

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着丼です。

辛さと痺れのレベルを抜・少なめ・普通・増し・天井増し(+200円)の5種類から選ぶことができるのですが、筆者は普通を頼みました。

到着した途端に漂う「これは辛いだろう」感にワクワク。

麺の上には、大きな炙りチャーシュー、ねぎ、もやし、わかめ、糸唐辛子、ヤングコーンがトッピングされています。

トッピングとして珍しい「わかめ」は、店主の後藤さんが焼肉屋でアルバイトをした時、カルビクッパに添えらえるワカメが合うなと思い、もしかしたらチャーシューにも合うのではないかと思いついたことに加えて、健康的な食材でもあることがトッピングに採用した理由なのだそうです。

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半日かけて煮込む豚ガラ鶏ガラから作っているという濃厚なコク旨スープ。レンゲですくってみると、下の方は特にどろっとしているような…!

なんと野菜もトロトロになるまで煮込んでいるからなのだそう。旨味がギュッと凝縮されています。

いざ、実食。

まずインパクトのある香ばしい味噌の風味がガツンと口中に広がります。辛いだけじゃなく味噌の味にも重厚感があり、旨味×辛さ×痺れのバランスが絶妙すぎる…。

痺れを作る山椒は、2種類をブレンドしているのだそう。

この味、間違いなく中毒性ありです。

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麺中太ちぢれ麺でもちもちした麺は、どろっとしたスープに合うーーー!

しっかりとコシのある麺は、ガッツのあるスープに負けていないのも良いところ。

多数なメニューがある中、ラーメンごとに中太ちぢれ麺・平打ちパスタ風麺・細麺ストレートと3種類の麺を使い分けているのだそう。

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炙りチャーシューもずっしりと大きく、満足感たっぷり。

噛み応えも抜群でとても美味しい。

辛旨にはうるさい筆者ですが、今まで食べた辛味噌ラーメンの中でも1位2位を争うであろう逸品でした。

【独占①】目指したのは日本初の試み。常に新しいことを発信していきたい

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これまで多数のジャンルの飲食店経験を経て、鉄板焼き・懐石料理を専門に携わってきたという後藤店主。「鉄板焼き&拉麺dining 麺昇 神の手」は集大成として、2017年5月にオープンさせたのだそう。

「食」を愛し「食」に愛され、「食」を徹底追求した料理人が手がけるラーメン店には一体どんなエピソードが詰まっているのか。独占取材してきました!

ーーなぜラーメンと鉄板焼きを掛け合わせようと思ったのですか?

「僕もお酒が好きなのですが、お酒好きな方って食べ終わった後の締めはラーメン!という方が多いと思うんですよね。日本の「食」文化を、日本だけでなく海外にまで広めていきたいという思いからラーメン×鉄板焼きで融合させようと思い、お店を立ち上げました。

それまでラーメン店で修行をしたことはなかったのですが、出汁をとることに関しては和食から応用できないかと考えたんです。」

ーーなるほど。他店では見ないようなメニューが多いと思うのですが、どんな時にアイデアが思い浮かぶのですか?

「今の流行などをお客様と話している中で思いつくことが多いです。例えば、タピオカが流行っていて『ラーメンのスープと合体させたら面白いのではないか?』と思ったり、トマトラーメンが流行した時には、『なぜオムライスはあるのにオムラーメンはないのか?』と思って試作してみたり。当店には鉄板があるので、見てもらえるというのも鉄板の一番良いところですね。

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他店はやらない様なことに挑戦して、真似するのではなく常に新しいことを発信していきたいなと思っています。自分の作ったラーメンが大手が似てるものを後追いで作り始めたりした時は、「きた!」と思いますね(笑)

『こんなのあったらいいな』を常に形にして作り続けていきたいです。」

【独占②】ラーメン屋にシャンパンも!?おつまみやお酒も豊富な理由

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ーーラーメンに限らず、お酒の種類もとても豊富な事に驚きました。

「そうですね。ここまで多数のお酒を取り扱っていたり、シャンパンを置いているラーメン店ってなかなかないと思います。実は日本酒も鹿児島から取り寄せたりと、海鮮料理にもこだわっていますね。当店のコンセプトが鉄板焼きも楽しめるラーメン屋なので、麺類をパスタを食べるような感覚で是非シェアをしたりして味わって頂けたらと思います。最初から最後まで楽しんでいだけたら嬉しいです。今は4〜5人で食べに来てくださる常連の方なども多いですね。」(いろんな種類を試せるのは嬉しい!)

ーーインテリアに日本刀!これには何か意味があるのですか?

海外にありそうな日本食料理屋をイメージして、レプリカではありますが日本刀をおきました。“The日本”というのが好きで、金・黒・刀を主に店内にも散りばめています。」

【独占③】自分にしかできないラーメンを作りたい

ーーこんなことに挑戦していきたい、などの夢はありますか

「ラーメンの新メニューのストックは常に5〜6個ほどあるのですが、無限にありすぎてしまって(笑)今後は和と洋を合体させてみたり、洋と中華を合体させてみたり、自分にしか作れないラーメンを出していきたいと思ってます。」

取材後記

和食・中華・洋食などで経験した豊富な知識を余すことなく全てラーメンに応用させ、「食」を徹底的に知り尽くしたラーメン職人だからこそ出来るオールマイティな腕前に圧倒されました。

まだまだ暑い季節だからこそ辛くて痺れるラーメンが食べたい人、締めはリゾットにしてチーズがたっぷりのイタリアンなラーメンが食べたい人、鉄板の上で絶妙なふわとろ具合になったオムレツがのったオムラーメンが食べたい人、あっさりしながらも魚介の旨味が凝縮された貝出汁の塩ラーメンが食べたい人…どんなニーズにも合い、気分で全く違うジャンルのラーメンが味わえる場所がここに。

是非行ってみてくださいね。

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